【超ざっくり英文法講座②】「過去形」をイメージで学びなおす!初心者向け簡単文法ガイド|暗記不要で楽しく理解!

超ざっくり英文法講座②過去形 英文法

超ざっくり英文法講座第2回目は“過去形”についての解説になります!

“過去形”については”過去のことを表すもの”と覚えている方がほとんどかと思いますが、実は他にも使い方があります。

またこれから”過去完了形”や”過去進行形”など出てくると、

あれ・・・違いってなんだっけ・・・?

どうやって使い分ければいいんだ・・・

となる方もいるかと思います。

そこで今回はこの”過去形”について、誰でもわかるように感覚的に説明していきます!

過去形の覚え方:過去形=ピン

過去形のイメージ1

結論ですが、”過去形”はピンを指すイメージです。

いまいちピンと来ないかと思いますが、”過去形”は”過去の出来事”だけに焦点を当てて、説明する”時に使う文法になります。

“過去形”のタイムラインのイメージとしては以下にようになります。

過去形のイメージ1

ここでももしかしたらイメージしづらいかもしれませんが、基本的に”過去形”は“現在や未来の状態は関係なく、過去のことを伝えるだけ”というイメージを持っていれば大丈夫です!

むしろこれから学ぶ”現在完了形”や”過去完了形”を学ぶときにこのイメージが重要になってくるので、覚えておいてください!

また過去形では、

I lived in Tokyo for 5 years (私は東京に5年間住んだ)

という過去の期間を話すときにも使います。

この場合でも”ピン”のイメージは忘れずに”過去の期間に線を引く”というイメージも持っておくと、今後の”現在完了形”や”過去完了形”などを理解するときにわかりやすくなると思います!

過去形のイメージ1-2

これも”一定期間住んでいた”ということだけを伝えるものになります。

これも今はそこまでピンと来ないと思いますが、これから学ぶときに役立ちますので、イメージとして覚えておいてください。

イメージだけではわかりづらいと思いますので、具体例を見てイメージを深めていきましょう!

ピンのパターンで出てくる例文は“現在形の過去版”と覚えて大丈夫です!

かなり概念的な説明をしていますが、後ほどまた別の用法が出てくるため、ちょっとややこしい説明の仕方になってます。。が基本的に”過去形”は皆さんの思う学校で習う”過去形”にイメージでも問題ないです!あくまで今後出てくる”現在完了形”や”過去完了形”など説明する際の比較になりますので、まだよくわからない、、という方もこれからこの”タイムライン”の意識が変わってくると思います!

過去形=ピンの使用パターン

①特定の過去の時点での行動や出来事

特定の過去の時点での行動や出来事

これは皆さんイメージしている通りの”過去形”の例です。

  • I visited the Eiffel Tower last year.(私は去年、エッフェル塔を訪れた。)
  • She cooked a special dinner for her family.(彼女は家族のために特別な夕食を作った。)

②繰り返された過去の行動

繰り返された過去の行動

こちらも同様ですが、”現在形”の”日常や習慣”の過去版ですね!

  • When I was a child, I visited my grandparents every summer.(子供の頃、私は毎夏、祖父母を訪ねた。)
  • He played soccer with his friends every weekend.(彼は毎週末、友人たちとサッカーをした。)

③過去の状態

過去の状態

こちらも”現在形”の”状態や感情”の過去版です。

  • I was very happy when I lived in Japan.(日本に住んでいた時、私はとても幸せだった。)
  • They were tired after the long journey.(長い旅の後、彼らは疲れていた。)

以上過去形が使用されるパターンの例でした。

基本的には”現在形”の過去版で、皆さんイメージしている通りかと思います。

また、過去形にはそれ以外に“もう1つの特徴”があります。

この特徴は今はあまり覚えなくてもいいかもしれませんが、特に”仮定法”など使うときに役に立つので、余裕のある方は覚えておいておきましょう!

過去形の覚え方②:過去形=距離を取る

ここでの過去形は

“過去形=距離を取る”

というイメージになります。

どういうこと???

と思われる方も多いと思いますが、実は”過去形”には“単純な過去の出来事を表す用途以外にも、丁寧・礼儀表現や仮定法に用いる”などの使い方があります。

皆さんは英語で丁寧な聞き方をするときには”could”とか””would”を使って、

“Could you ~?”

“Would you ~?”

と聞くんだよ、と説明されたことはないでしょうか?

なぜ”could”や”would”になると丁寧になるのか、僕も最初習ったときはそういうもんだんな~くらいに思ってましたが、実はこの”過去形”の”距離を取る”ということが関係していたんです!

この”距離を取る”という感覚は以下のようなイメージになります。

過去形のイメージ2

このように”過去形”は時間軸上で”距離を取る”という感覚になります。

使われるパターンは主に”丁寧・礼儀表現”と”仮定法”になりますので、それぞれ見ていきましょう!

過去形=距離を取るの使用パターン

丁寧なお願いや提案(礼儀表現)

丁寧なお願いや提案(礼儀表現)

この丁寧なお願いや提案の礼儀表現ですが、過去形の“時間軸上で距離を取る”という性質を利用して、丁寧なお願いや礼儀表現に使われます。

先ほど話した”Could you~?” / “Would you~?”という聞き方は”Can you~”や”Will you~?”の過去形にあたると思います。

この”過去形”を利用してお願いすることで、お願いする側が

“今と距離を取る=へりくだってお願いをしている”

という感覚になるため、”過去形”が丁寧である、ということになります。

イメージとしてはこんな感じです。

過去形のイメージ(丁寧)

このようなイメージで丁寧になるんですが、そこまでしっかり覚えなくてもいいかもしれません。

この”過去形の丁寧語”ですが、“架空の世界に飛ぶ” = “仮定法”を利用してしています。

“仮定法”は “if ~”と思っている方も多いと思いますが、”仮定法”の”if~”は単なる一例に過ぎないので、それは後ほどの”仮定法”で解説したいと思います。

ここではあくまで”架空の世界に飛ぶ”使い方もあるということを意識してもらえれば良いと思います!

番外編:仮定法

仮定法

先ほど触れたようにこのパートでは少し”仮定法”に触れたいと思います。

ただし”仮定法”はいろんな時制の文法を組み合わせることになるので、あくまで”過去形=距離”という概念があるから”仮定法”でも良く”過去形”が使われる、ということを説明できればと思います。

高校生の時に”仮定法”を習った際、先生に”仮定法”で使う”be動詞”は過去形にするんだよ、しかも”were”を使うんだよ、という説明を受けた記憶があります。

当初はなんでだろう、、と思いつつも”こういうもんなんだ”と割り切って覚えてましたが、いまとなっては何で先生はあの時この説明をしてくれなかったんだろう、、と思ってまでいます。

ちなみに”If節でwere”を使うというのは、状況が非現実的または仮想的であることを強調するための伝統的な文法規則のようで、テストなどでは全部”were”ですが、日常会話などでは普通に”If I was~”とか”If he was~”とか使われています。それもこの”過去形=距離”の概念さえ使っていれば問題ないからです。。そういった暗記的な文法が昔から大嫌いだったのでこの講座を作ったのですが学校の教え方が違いすぎてムカつきますよねw

長くなってしまいましたが、さくっと例文を見て本講座の最後にしようと思います。

  • If I had enough money, I would travel the world.(もし十分なお金があれば、世界を旅するのに。)
  • If she had studied harder, she could have passed the exam.(もっと一生懸命勉強していたら、彼女は試験に合格できたかもしれない。)

とこんな感じで”過去形”がいっぱい使われていいますね。

ここでは”過去形がいっぱい使われているな~”と思っていただければ問題ないです!

“仮定法”のより詳しい説明はまた後ほど説明していきます!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まとめると”過去形”は

①ピン

②距離

の2種類のイメージがあること。

“過去形”は”過去の出来事だけをただ淡々と言っていること”を意識してもらえればと思います。

ここで言っている”過去の出来事だけをただ淡々と言っていること”は次の講座の”現在完了形”との比較をより分かりやすくするために言っていますので、まだよくイメージが掴めない、、という方はぜひ次の”現在完了形”についても読んでいただければと思います!

最後までご覧いただきありがとうございました!

イングリッシュゲリラ

Youtubeで英語版ゲームを実況プレイしながら英語を勉強しようというチャンネルやってます。外資系企業に勤務し、仕事の4割ほどは英語ですが、自分自身すごく英語ができる、というわけではないですが、そういった立場から"英語をざっくり理解しよう!"というコンセプトで情報発信できればと思ってます。

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